ハリーポッターと死の秘宝 Part1 評価
2010年ファンタジー映画
デヴィッド・イェーツ監督
ダニエル・ラドクリフ主演
今作は復活したヴォルデモートによって世界中に闇がうごめく中、ハリーポッターとその仲間たちが最後の決戦に向けて動き出す物語。
前作でダンブルドアが死亡し、形勢は闇へと傾いている中で今作が始まります。
冒頭からデスイーターとの激しい攻防戦が繰り広げられ、初っ端から興奮が収まりませんでした。
その攻防戦の中で、いきなりムーディ先生が死亡し、さらに味方の戦力が削られていきます。
その後は姿を変えて魔法省に潜入するなどの行動を起こすハリーたち。
そこでヴォルデモートの分霊箱の一つを手に入れます。
しかし、どんどん味方がやられていき、不安な状態が続く中でハリーたちは先の見えない行動を起こし続けます。
その行動に耐えられなくなったハリー・ロン・ハーマイオニーの3人は、徐々に険悪ムードになっていくのでした。
最恐の敵へと立ち向かう中での犠牲や挫折、そして勇気ある行動やあきらめない心。
この作品ではこれらを非常に繊細に描かれていました。
そして最後には、世界最強の”ニワトコの杖”がヴォルデモートに渡ってしまうという、最悪の展開を迎えます。
いよいよ最終決着というところで、さらなる絶望。
最後まで期待を膨らませてくれる作品となっていました。