坂道のアポロン
2018年ヒューマンドラマ・ロマンス映画
三木聡監督
知念侑李主演
今作は長崎県佐世保市へと引っ越してきた高校生が、友情や恋、そしてジャズとの出会いを通して成長していく姿を描いた物語。
ジャズからつながっていく若者たちの青春が、1966年の佐世保市を舞台に爽やかに広がっていきます。
ベターな作りの作品となっているので、スッと作品に引き込まれていく内容となっているのも印象的でした。
また、登場するキャラクター自体もわかりやすいものが多く、感情移入しやすいのもよかったですね。
ただ、個人的には1966年という時代背景が、多少感情移入というか理解しづらい感じがありました。
音楽が深く関わっている作品だったので、作中の選曲も素晴らしかったですね。
それに、3人が楽器を演奏しているシーンも、ザ・青春という感じでとても気持ち良かったです。
細かいところまでしっかりと作り上げられていて、青春を最初から最後まで心ゆくまで楽しむことができました。
最後に3人が一緒に写っているところは、深い友情を感じて本当に感動します。
清々しい気持ちのままにエンディングを迎えるので、見終わった後にも嫌な気持ちが残ることはありません。
知念侑李さんや中川大志さんは2人との爽やかなカッコよさがありましたし、小松菜奈さんは透き通るような美しさと可愛らしさがあって、素晴らしかったと思います。