ワンダー 君は太陽の評価
2017年ドラマ映画
スティーブン・チョボスキー監督
ジュリア・ロバーツ主演
今作は生まれつき周りと顔が違う少年・オギーが、学校などの様々な困難に立ち向かう姿を描いた物語。
他と違うからって見た目で判断するなというありきたりな話ではありますが、いざみてみるとやはり感動しますね。
でも、今作は「その点を描けば感動するんでしょ?」という感じではなく、変にそのありきたりさを狙っていない感じも撮れました。
個人的にはその狙ってない感じも相まって、とても感動しましたし好きになりました。
昔からこの手の内容はたくさんの人から言われてきましたが、いざその立場になると周りの影響もあったりして行動しづらいものです。
だからこそ、自分からこのような作品を見ることが大事なのかなと思います。
なんとなく勇気が湧いてきますし、自分の中で優しい心が芽生えてくる感じがしましたね。
今作のレビューでは、「登場人物がいい人ばかりでリアリティがない」「いじめが生温すぎる、実際はこんなもんじゃない」という意見が多くありました。
確かにその意見もわかります。
ですが、周囲の人間なんて悪い人が一人でもいれば全員が悪い方向に流れ、いい人が1人でも生まれれば、2人目3人目とどんどん良い人に寝返っていくものです。
いじめに対しても、問題はいじめの大きさではなく虐められている事実がそこにあるということだけなのです。
映画の内容ももちろんそうですが、レビューにも深い内容がたくさんあって、いろいろと考えさせられる作品だなと感じました。