赤い糸の評価
2008年恋愛映画
村上正典監督
南沢奈央主演
今作は運命の赤い糸に導かれたヒロインが、その相手との結ばれることを信じる姿を描いた物語。
本格的な青春の恋愛映画で、恋愛映画があまり好きではない私でも楽しめました。
青春映画とは言え、青春のややこしさが詰まっている感じです。
思い通りにならなかったり、思うように行動できなかったりと、思春期に生まれる不幸をうまく描いている感じがしました。
同じ生年月日で偶然出会い、そこから関係が進んでいくという、いかにもドラマチックなストーリー。
個人的にはこのようなストーリーは、現実とかけ離れているので、あまり好きになれませんでした。
ですが、男女の2人が互いの気持ちを思いながら関係を深めていく姿には、ドキドキしましたね。
全体的に切ない純愛作品となっていて、感動できます。
ヒロインを演じた南沢奈央さんは、やっぱりかわいらしかったです。
ただ、演技が少しぎこちない感じがあったような気もしました。
少し歪んだようでありながら、そんなに非現実的ではない内容が妙にリアル。
青春を感じる作品としていい物語だったと思います。
恋愛映画としてはかなり不幸な内容が含まれていたので、悲しさも味わえますね。
タイトルの通り、運命の赤い糸をテーマに、幼馴染みとの素晴らしい純愛映画でした。
