万引き家族の評価
2018年ドラマ映画
是枝裕和監督
リリー・フランキー主演
今作は親の年金と万引きを頼りに生活していた5人家族に、新たな家族として少女が加わった後の生活を描いた物語。
日本アカデミー賞を獲得して有名になった作品で、気になったので見てみました。
万引きという立派な犯罪を犯しながらも生活している家族。
しかし、その家にはどこの家よりも深い愛情や優しさがありました。
貧困によって不便な生活になっていながらも、家族の温かさや喜びなどは確かに感じられていたのです。
その幸せで温かい関係性に、感動せずにはいられない作品でした。
子供と親子、そして家族との幸せについて考えさせられる内容で、深い温かさがあります。
そして何より、出演者たちの演技力が凄まじかったですね。
安藤サクラさんに樹木希林さん、さらにはリリー・フランキーさんと超大物の実力者揃い。
子供として登場していた子役たちも、ものすごく自然な演技で、かなり見入ってしまいました。
家族として生活していながらも、血は繋がっていない人たち。
家族を家族とする定義とは「血の繋がりか」?それとも「愛情」か?
それを繊細に表現している今作は、賞をとっているだけあって、すべての人にオススメしたい傑作となっていました。