ダークナイト ライジングの評価
2012年アメリカ映画
クリストファー・ノーラン監督
クリスチャン・ベイル主演
今作はゴッサム・シティが平和を取り戻した8年後、突如現れたベインとバットマンが激しい戦いを繰り広げる物語。
ヒーロー映画ではあるものの、アクションは少なめで少し暗い内容。
ですが、それこそがバットマンシリーズの良いポイントでもあるのです。
しっかりとしたストーリーを立て、そして細かい設定をしっかり説明してくれるバットマンシリーズ。
視聴者の想像を書き立てず、スッと内容が入ってくるのでとても視聴しやすい作品です。
今作ではアンハサウェイなどの豪華キャストとその演技、特にヴィランのベインがいい味を出しています。
前作のジョーカー役のヒースレジャーと言い、ダークナイトシリーズではキャストの演技力が凄まじいという印象が強く残りました。
今作のストーリーは、バットマンであるブルースウェインに重きを置いている感じです。
自分の人生の最後やヒーローとしての有様など、心に深い傷を追いながらも悩んで進み続けるウェイン。
そんな彼の姿からは、なんともいえない感情が生まれてきます。
こんなに深く考えさせられるヒーロー映画は初めてで、私の中のバットマンの印象を強く変えてくれた作品でもありました。