アーロと少年 の評価
ピーター・ソーン監督 2015年ディズニー映画
レイモンド・オチョア主演
今作は絶滅せずに生き残った恐竜と人間の子供との大冒険を描いた作品です。
もし地球に隕石が落ちてこなかったらという物語。
この世界観の中では、同じ恐竜である時点で食う食われるという関係ではないのでしょう。
人間で言うところの人種の違いくらいの感覚なのかもしれません。
あえて主人公を人間にしなかったところが良いですね。
おそらく子どもたちに受け入れやすくする配慮なのではという気がしました。
西部開拓時代に限らず、大昔の子供は現代のように子供のポジションを守れておらず、大人に混じって働く。
その中で大人をお手本にしながら、その狡さや卑しさを目の当たりにして生きていくということを肌で学んでいた。
そんな過酷な環境だった恐竜の子供を主人公に見せたのかもしれませんね。
Tレックスのお父さんの言葉には、めちゃくちゃ感動しました。
ちょっとした笑いありのシーンがあったのも、とても面白かったです。
言葉ではなく、映像で伝えたピクサーもとい、やっぱりディズニーはさすがですね。
親子の愛や友への愛が2人の少年の成長を支えた最高の映画です。
