トランセンデンスの評価
2014年SFサスペンス映画
ウォーリー・フィスター監督
ジョニー・デップ主演
今作は世界中で問題となっているAIの怖さや美しさを体感できる作品でした。
低評価をしている人もいるけど、この作品は表現や構成ではなく、この映画を通してあるメッセージを伝えようとしているのでしょう。
人間を超越した技術を人工知能が生み出し、それを人間が恐れて攻撃するという。
伝えたかったのは、それが人間の愚かな行動であるということなのかもしれません。
また現実に人工知能が超越してしまった時、果たして人間はどういう対応をすべきなのかを問いかけています。
やっぱり進化など、そういった題材の作品は面白いです。
AIといっても最初が人間の意識をアップロードして出来上がったもの。
だから生物ではなく、とても地球や生物の進化の新しい形として良いと思いました。
なのになぜ、最後にテロ組織やFBIまでもが手を組んで壊滅しようと企んでいるのか分かりませんでした。
なんだかんだいって、やっぱり色々あっても最後は愛が勝つ。
人を思う気持ちは変わらずに残るものなんだなと思いました。
人間の本来のあるべき姿とはなんなのか?
自らも自然の一部と理解し、自然を受け入れ自然との共生を目指すことが本当の理想ではないかということを考えさせられる映画でした。