セトウツミの評価
大森立嗣監督 2016年コメディ映画
池松壮亮主演
今作は何となく会話をするだけという異色な映画。
ただ河原で、しょうもない話をしているだけなんて青春時代を思い出しますね。
恋愛や青春映画といえば、壁ドンや胸キュンなど現実では絶対に起こらないような話ばかり。
だけど今作の内容こそ、リアルって感じです(笑)
本来の学校生活といえば、だいたいはこんな会話しかしないですね。
盛り上がりもなければ、ストーリーも全くないコントのような作品です。
真面目なクール男子高生と天然バカな男子高生という正反対な二人の間に芽生える不思議な友情。
友達って自分と近い雰囲気の人より、意外と正反対の人間と仲良くなることってありますよね。
この二人を見ていると、とても微笑ましくなりました。
あの二人は合わなそうには見えますが、一生の友達で入られそうな不思議な感じです。
高校生の頃の自分と重ねたりして、シュールな世界に引き込まれました。
なんかこの映画がきっかけで、帰宅部もいいかもって思う学生が増えそうです(笑)
ここまでお金がかかっていない映画も珍しいですよね。
何も考えずに見たいという方には、オススメの作品です。