スティーブ・ジョブズ 知られざる男の正体の評価
2015年アメリカ映画
アレックス・ギブニー監督
ボブ・ベルビル主演。
今作はアップルの創業者であるスティーブ・ジョブズの複雑な人間関係が明らかになる作品です。
スティーブ・ジョブズといえば、アップルを立ち上げてMacという画期的なコンピュータを開発し、iPodやiPhoneなど誰もが日常的に使っている媒体なども開発。
それだけでなく、ピクサーに巨額の資金を投入して「トイ・ストーリー」という世界初のCGアニメーション映画を世に出すなど色々な偉業を成し遂げています。
結果だけを見たら、ただただ凄くて、雲の上のような存在で、世界中の人々から惹かれて愛されている。
だけど、革命的な商品を生み出していくと同時に、失ってきたものも多い人物でもあります。
スティーブ・ジョブズは、自分の子供を身ごもったという事実を知っても、それを何度も否定して全ての責任を女性に押し付けるなど、かなり最低な人間だったという噂もあったことには驚きました。
アップルを世界一の大企業まで育て上げた経営者ではあるけど、そこまで結果を出すために周りの人たちを敵に回すくらい非情になっていたのかもしれません。
でも今思えば、そうなって周りの人たち全員から嫌われてでも、成し遂げようと思えたからこそ、彼の商品は今でも愛されているのかもしれないですね。